アポを断る勇気 ーセクできれば誰でもいい、という考えからの脱却ー
僕がフィールドワーク(ストナン)を始める際、参考にさせていただいた方がいます。
ナンパ会のレジェンドであるチバさんです。
チバさんの書かれているブログ「新宿ナンパ大戦争」は、非モテからモテになろうとナンパに挑戦する男たちのバイブルになっています。
これからナンパを始めようとする方、もうナンパをしている方、どちらの方々でもこのブログをご存知でなければ一見していただきたいです。
必ずや多くの学びがあることでしょう。
そんな尊敬し、フォローさせていただいているチバさんにこんなtweetがありました。
面倒なアポ、乗り気じゃないアポがあればすぐに破棄しよう。面倒な時点で相手の魅力は計り知れる。すぐに直家・直ホ打診をして、却下されたらストに出てそれ以上の女性を探そう。もちろん下振れすることもあるし、坊主になることもある。だがリスクを取ろう!いつか必ずどでかいリターンが得られる。
— 新宿ナンパ大戦争テクニック集 (@nanpawars) 2018年9月28日
このtweetは繰り返し発信されており、初めて見たときはその意味ははっきりと理解できていませんでした。
というのも、面倒なアポ、乗り気でないアポ、というのはこれまでになかったからです。
非モテな僕にとって、まずはアポ取れること自体が嬉しいです。
アポが取れるまでのLINEのやりとりは好きではないのですが、大体が同じテンプレートでLINEラリーを続けアポ打診をしていきます。
そしてなんとかアポが決まります。
相手から自分に興味がなければアポは成立しなかったり、もっと悪いと未読スルーされます。
しかしなんとかアポが決まると、それは日常からちょっとした非日常に変わるようなワクワクドキドキするイベントになります。
念入りにアポの店を選び(最近では毎回一緒ですが 笑)、次に飲み直すバーまでの道のり、そこからホテルまでの道のり、もし雨が降ったときのスムーズに歩ける道などなど、いろいろな準備をして、アポに取り組みます。
こうやって念入りに準備をするアポ。
僕にとってアポは一つの作品、という感じがしています。
女の子を魅了するための店のセッティングは、まるで絵を描く前のモチーフの測定をするかのように。
アポの1日の流れが、鉛筆で描いたデッサン画のように。
そして鉛筆画にアポでの女の子の服装、会話で様々な彩りが加わっていく。
そして最後には一つのカラフルな絵が完成する。
最後にその絵がどんな色に染まるか、それは僕のアポでの振る舞い方や女の子の反応によります。
でも最後見事に体を重ね合わせることができれば、その作品はきっと明るい色で彩られていることでしょう。
もちろん、全然楽しくない、セクにも繋がらないアポになってしまえば、その作品はダークカラーになって染まっていることでしょう。
こんな風に僕はアポのことを考えています。
そして僕がアポを非日常に一番感じる理由は「アポ=セク」という考えがあるからです。
知り合いのPUAの方にこんなことを言われたことがあります。
「二人で飲める(アポできる)関係ならセクまでいける。」と。
つまりアポをとってサシで飲めるということは、同時に女の子とセクできる、ということになります。
もちろんそれはアポのセッティングやアポ内でのαな振る舞い方ができるかどうかにかかっている部分があるでしょう。
でもその子とのセクをゴールに設定するからこそ、そのアポにやる気がでるし、勇気を振り絞ってシュート(セクに誘う)を打つことができます。
このように、アポを一つの作品として計画し、作り上げて、最後にその女の子とのセクができるかどうか、という結果で作品の判定を受ける。
これがアポの醍醐味であり、非日常を感じる魅力的なイベントであると感じています。
非モテな僕は、そんなアポに対してシュート(セク打診)を打つことに全力を尽くしてきました。
でも最近になり、そのアポに気乗りしない時がありました。
最近3連続で異なる女の子のアポがありました。
それぞれ魅力的な女の子だったので、張り切ってアポの予定を立てました。
それぞれのアポは様々な色に仕上がり、個性を生む作品に仕上がりました。
どの作品も明るいトーンに仕上がった(=身体の関係があった)ので、アポ自体は成功に終わったのだと思います。
その後に4回目のアポがありました。
やはり事前の3人のアポで疲労感や満足感があったのでしょう。
まず、その女の子とのアポで店を探すのが面倒でした。
僕はアポで同じ店を使うことが多いのですが、3回のアポで行きつけの店を2件使ってしまっていたのです。
それに月4回もアポをとると、お金が結構かかります。
その月にはアポ以外にもお金を消費する機会があったため、経済的にも乗り気になれない部分がありました。
さらに乗り気じゃない要因は、そのアポの相手のスト値が高いけど付き合うほどではないな、と感じていたというのもあります。
さらに極め付けは、最近回った病棟でもっと魅力的なスト高Nsさんに出会ったしまった、ということもあるでしょう
そんな理由があって、僕は今回のアポを断ることにしました。
セクしていない女の子とのアポを断るなんて初めてかもしれません。
せっかく経験値をあげることができる機会なのに、その機会を自分から放棄するのはもったいない気もします。
しかしいつまでも同じレベルでいてはいけません。
その女の子とのアポを面倒だな、と思う瞬間があれば、その女の子の魅力はその程度のものなのです。
自分にとってたまらなく魅力的な女の子であれば、面倒だなんて気持ちは起きないはずなのです。
僕たち恋愛プレイヤーの時間は有限です。
誰彼構わずに投資できるような時間もお金もありません。
付き合ってもいいな、と思うスト高な女の子に時間とお金を投資すること。
簡単で短時間で仕上がる作品ばかり作っていないで、たまにはリスクをとって難しい作品作りにとりかかること。
そうやって芸術家も成長していきます。
誰でもいいからアポとってセクトラ、というステージから1段階あげて、さらに魅力ある作品(アポのセッティング)作りに取り掛かりたいと思います。