光り輝く情熱系クズでありたい

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僕はモテるために歯列矯正をしようと思う ④矯正前治療(抜歯・虫歯治療)

前回の記事で裏側矯正について書きました。

僕はモテるために歯列矯正をしようと思う ③裏側矯正のメリット・デメリット - 光り輝く情熱系クズでありたい

 メリット・デメリットがわかって、さあ矯正をしよう、と思ってもすぐに装置をつけることはできません。矯正前にやらなくてはならない治療があります。

 

 

 

 

 

 

まず矯正前に虫歯がある人は治療を終えなくてはいけません。

 

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というのも矯正装置がついていると治療ができないためです。そして、もし歯列矯正中に虫歯になれば、矯正装置を外して治療を行わなくてはいけません。僕も虫歯が1本あり、矯正治療前に治療を終えました。

 

 

 

 

 

また多くの人は矯正前に抜歯が必要になります。僕のように前歯が出ている人では引っ込めようにもそのスペースがなかったりします。その場合は抜歯をして歯全体を動かしてスペースを作り、そこに出っ歯を戻す必要があるのです。

僕の場合は上下左右の小臼歯(4番目の歯)を1本ずつ、計4本抜歯しました。

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ちなみに抜歯は1本ずつ抜きます。全身麻酔をすることができれば、4本を一度に抜くことは可能ですが、通常の歯科医院では1本ずつ、それぞれ1週間ほど間隔を空けながら抜歯をしていくことになります。
 
 
 
 
 
 
 
抜歯後はしばらく女の子とデートはできません。血が滲む状態で女の子とkissできないですし、それに抜いた後の数日は歯茎が腫れるからです。
 

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そのため4本を1週間間隔で抜く場合は1ヶ月くらいは女の子とのアポは避ける方が無難になります。
 
 
 
 
 
 
 
 
さて抜歯なのですが、僕は親知らずを4本抜いた経験があったため、今回も問題なく抜けると思っていました。ところが下の歯は問題なく抜けたのですが、上の歯は抜くのに非常に時間がかかりました。その時の体験がメモに残っていたので、記載していきます。
 
 
 
 
 
 
右上の小臼歯を抜く当日のこと、外は生憎の雨降りでした。
その日は午前で仕事が終わる休日でした。

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抜歯後は運動を控えた方がいいというのを事前に知っていたので日課の筋トレを先に終わらせました。
また抜歯後は食事をする気にならないだろうとうことで、食事も1時間前にくらいに済ませることとしました。
 
 
 
 
 
 
 
いよいよ歯医者に到着し抜歯へ入ります。今日の歯科衛生士さんはグラマラスな童顔な人でした。ただの検診だったら、終了後にLINE IDを渡していたことでしょう。

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主治医の先生から矯正のためとはいえ、健康な歯を抜くので保険が効かないことを説明され、治療開始となりました。
 
 
 
 
 
 
僕がいつもお世話になっているこの歯科医院はいつも痛みがなく、技術がしっかりした先生ばかりです。
今回もしっかりと麻酔をかけてくれました。
 
 
 
 
 
 
 
歯医者さん「これ痛みないですか〜?」
と歯科器具で歯茎をチクチク刺されます。
Troy「大丈夫です。」
いつも通り麻酔は完璧でした。これなら抜歯も問題なさそうだと感じました。
 
 
 
 
 
 
 
抜歯の手順としては、抜く予定の小臼歯に対して、はじめに亀裂をいれて抜きやすくします。さらに抜く歯に接している歯にかかる負担を減らすべく、一気には抜かずにゆっくり抜いていきます。
戦略通りに小臼歯に亀裂を入れられた後、例の抜歯用ペンチが登場しました。

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これで小臼歯が挟まれ、ギシギシ動かされ始めました。開始1分でグラグラしてきます。
 
 
 
 
 
 
ところがここからが長期戦でした。縦に横にペンチで力をかけるのですが、なかなか抜けないのです。10分、20分とかかってきて、さらに亀裂を入れるためにドリルを使ってなどを繰り返していきます。
 
 
 
 
 
 
 
先生も焦ってきて
「ふー、なんでだ」と額の汗をぬぐいながら言い始めます。
痛み自体は無いのですが、なかなか抜けないとペンチで歯をつかむ力が強くなり、左右への振り具合も大きくなるため、その衝撃が伝わり怖くなってきます。
痛みがゼロなのにすっごい怖いのです。
ひたすら耐えました。
けど抜けない。
先生がペンチを何度も握り直します。
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな中僕は全然抜けない小臼歯に思いを馳せてみることにしました。
本来であれば抜く必要ない歯です。後少なくとも5、60年は働くことができる歯なのです。それが矯正のためとはいえ、生存の危機に直面している小臼歯は必死な抵抗をしているように感じました。
小臼歯「ぜったい抜かせない」
こう言って耐えているように見える小臼歯はあの『●●の凄テクを我慢できれば生☆中出しS●X』シリーズで必死に我慢する男優のように見えました。

 

 

 

 

 

 

小臼歯と自問自答していきます。

Troy「小臼歯、モテ男になってさらなる高みを目指すためなんだよ。俺のために抜かれてくれよ。」
小臼歯「いやだ、今だってそれなりの子を抱けてるじゃないか。俺がいてもこれから女の子抱けるし、楽勝だよ!」
Troy「確かに、いまの自分でも恋愛市場で勝利を上げることはできている。でも今までの女の子に「ぼく愛」に登場するハイスペックなSクラス女子はいなかったじゃないか?」

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Troy「そういうハイスペ女子と戦うには、綺麗な歯並びは当然だろ?」
小臼歯「お前は女のために今まで数十年支えてきた俺を捨てるのか?」
Troy「恋愛だけじゃない。海外に行けば、歯並びは一種のステータスだ。海外学会での発表はもちろん、外国人と恋愛をする上でも歯並びは重要な要素だって、おまえも知ってるだろ?」
小臼歯「‥‥」
Troy「頼む、俺のために抜かれてくれ!」
 
 
 
 
 
 
 
そのとき、歯医者のBGMでオルゴール調のスピッツ『ロビンソン』が聞こえてきました。それは小臼歯の鎮魂歌でした。

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その瞬間、
小臼歯「もうだめ、イクッ!!」
グリッ!!!
小臼歯は僕の口から勢いよく抜かれたのでした。
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歯医者「ふー、なんとか抜けましたからねー」
 
 
 
 
 

 

 

ちなみに上の画像の歯の1/3が実際に口から見えている部分で、残りの2/3は歯茎に埋まっていた部分です。

立派な長い歯根です。

抜く時にかなり力が加わったらしく、腫れが予想されるためとのことで、終了後に再び鎮痛目的の麻酔をされました。

そして痛み止めを処方していただきました。 

 
 
 
 
 
 
抜歯後は血流が良くなる活動は避けなくてはいけません。つまり激しい運動、入浴、飲酒、激しいうがい、抜いた方で噛むこと、これらは控えなくてはいけません。血餅が取れて止血していた所が再出血してしまうためです。
 
 
 
 
 
 
 
抜歯した3,4日後には痛みが無くなりますが、抜けた穴がふさがるまでは2,3週間がかかります。おまけにこの穴に食べカスがしょっちゅう埋まったりするので、ケアが結構手間です。
 
 
 
 
 
 
 
以上が抜歯体験談でした。
途中強引に卑猥な話を持ってきてしまい失礼しましたm(_ _)m
 
 
 
 
 
 
 
話は変わりますが、世の中には美容形成で健康な顔や体にメスを入れる人がいます。僕も今回健康な歯を抜歯したわけですが、歯だけですら怖い体験でした。その経験から推察すると、美容形成をする方はその思いの裏側に不安や恐怖がとてつもなく大きく、それを乗り越えて美容形成手術を希望しているのだと思いました。

費用さえ支払うことができれば美容形成をできることは確かで、それはお金で美しさを買っていることだと揶揄されることもあります。しかし、物事の表面だけでその是非を判断せず、その背景にある体験者の思いを汲み取ってあげないといかないと感じました。