夢みたいな時間
「夢みたいな時間でした。ありがとうございました、お元気でいてね😊」
最近お別れした既存子の最後の言葉です。
その子はアラツーの看護師さんで、川口春奈に顔立ちが似た可愛い子でした。
ここでは春奈ちゃんと呼びたいと思います。
春奈ちゃんとの出会いは腎臓内科病棟をローテーションしたときでした。
そのときお互いが1年目であり、彼女はとても初々しく、かつ一生懸命働いていました。腎臓内科には4人、1年目の看護師さんがいましたが、彼女はダントツの可愛さだったと思います。同期研修医の中でも噂になっていました。
2ヶ月間のローテーションをしていましたが、彼女と仕事上で話をすることはありましたが、連絡先の交換すらしていませんでした。
僕自身が仕事のスキル向上に邁進していたため、同じ病棟内の女性に手を出すことを戒めていたことも当時恋愛に発展しなかった要因としては大きいと思います。
彼女との恋愛のきっかけは、1年目の終わり頃でした。
その頃僕は違う診療科をローテーションしていましが、自分の患者が腎臓内科病棟にいたため、その科に頻繁に足を運んでいました。
すると最近病院で春奈ちゃんを見かけないことに気がつきました。
同じ1年目の春奈ちゃんの同期ナースに聞くと、体調を崩し入院加療をしているとのことでした。
僕は全く不純な動機もなく、その同期ナースに対して
「体調きをつけてねって言っといて〜」と適当に発言していました。
その同期ナースが春奈ちゃんに
「Troy先生が心配してくれてたよ」
と話したそうです。
春奈ちゃんは退院後にわざわざ僕の同期研修医に僕のLINEを聞き、感謝のメッセージを送ってきたのです。
春奈ちゃん「心配してくれてありがとうございました^ ^おかげで元気に復帰できました。」
そこから春奈ちゃんとのLINEのラリーが続いたので、アポをとるようになり、自然とセックスする関係へと繋がっていきました。
春奈ちゃんは可愛くて、感度もよく、彼女とのセックスはとても満足のいくものでした。
半年ほど彼女との関係は続きました。
同じコミニティで他の女の子と関係を持ったことをきっかけに春奈ちゃんとはお別れすることとなりました。
基本的に僕のポートフォリオは大体3人であり、一定期間がすぎたら新規の女性と入れ替えるようにしています。
今回もその時期がきた、という理由でした。
彼女との半年間はほとんどが家デートでした。
大体は仕事後に家に来てもらい、僕の家で美味しいご飯を作ってもらい、代わりにセックスを提供するという感じでした。
ただセックスがしたいためだけに23時ごろに家に呼んだこともありますし、他の女の子の家に泊まりに行くためにわざと20時ごろに解散したこともありました。
それでも彼女は文句ひとつ言わず、僕と会えることを最大の喜びとしてくれているようでした。
彼女は本当に心の綺麗ないい子でした。
彼女との別れはポートフォリオの入れ替えという事情はありますが、もっと大きな理由はこんな心の綺麗な子だから、アラサーになる前に結婚して幸せになってほしいという気持ちもあったのだと思います。
お別れ前に彼女にちょっと高めのフランス料理のコースをご馳走しました。
春奈ちゃん「コース料理なんて初めてです」「感動です!」
と、純粋に喜んでいる姿がとても可愛く、愛おしかったです。
その日の帰りに僕の家により、セックスをしてから、お別れの話をしました。
理由は来年から勤務先が代わり、少し遠距離にもなるから、という理由にしました。
突然のお別れに、「突然すぎて涙も出ない」と悲しみの表情を浮かべました。
春奈ちゃん
「私の悪いところがあったら全部直します!」
「先生は忙しくて、頑張りすぎです!私がそばにいた方が絶対いいです」
「こんなに先生のこと思っている人はもう現れないですよ」
「私と結婚すればいいのに」
春奈ちゃんの口から出る言葉は決して重い言葉ではなく、愛情が溢れた、僕を思う優しい言葉たちでした。
僕の気持ちは変わらないことを伝え、最後に抱き合い、セックスをしてお別れしました。
セックスをした後に春奈ちゃんが言いました。
「一緒にいる時間は夢みたいでした。」
「先生のずっと味方ですよ、元気でいてくださいね。」
僕は恋愛工学を学び、それまでとは比べ物にならない女性と関係を持つようになりました。
一人一人と真剣に向き合い、その子の人生の物語に何かしら彩りを与えることができるように時間を過ごしてきたと思います。
いままでたくさんの別れを経験してきて、自分が女の子たちに何かプラスの物語を提供できていたのか確信をもてることはありませんでした。
けれど春奈ちゃんとの別れを経験して、僕は一人の男として彼女に幸せの物語を提供できていたことを確信できました。
最後は悲しみを生んでしまったけれど、彼女と一緒に時間を過ごせて本当によかったなと思いました。
僕はこれからも恋愛工学を学んだ一人としてたくさんの女性と関係を築いていくと思います。
それはたくさんの女性とセックスをしたいという気持ちだけでなく、たくさんの女性に幸せの物語を提供したい、そんな思いが強くあります。
それが恋愛工学を学んだものの使命だと思っています。