光り輝く情熱系クズでありたい

恋愛医を目指して恋愛と仕事のカルテを情熱的に書いていきます。

僕はモテるために歯列矯正をしようと思う ③裏側矯正のメリット・デメリット

前回の記事の僕はモテるために歯列矯正をしようと思う② 矯正歯科選び - 光り輝く情熱系クズでありたい に引き続き、今回は舌側矯正のメリット・デメリットに関して書いていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

矯正には大きく分けて

1 表側矯正(唇側矯正)

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2 裏側矯正(舌側矯正 or リンガル矯正)

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3 ハーフリンガル(上顎は裏側矯正で、目立たない下顎は表側矯正)

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4 インビザライン(マウスピース矯正)

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のような種類があります。

それぞれの詳細は歯科医院のホームページを参考にされるのが良いと思います。

わかりやすく比較検討がこちらの図です。 

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またフォローさせていただいているうぃーどさん@wd_puaから以下のような貴重なnoteが書かれていましたのでこれも必読です。

見た目改善|うぃーど🍣|note

 

 

 

 

 

 

僕が選択したのは裏側矯正でした。

実際の矯正体験談も踏まえながら、表側矯正と比べてのメリット・デメリットを書いていきたいと思います。

(注意:各個人の歯列の状態で最善の治療は異なりますので、裏側矯正よりも表側矯正の方が適している人もいます。どの治療が最も適しているかは歯科医院に相談されるのが良いと思います。)

 

 

 

 

 

裏側矯正(舌側矯正 or リンガル矯正)

メリット

① 矯正装置が見えないので他人の視線が気にならない

一番のメリットはこれです。表側矯正も装置が透明になり目立たなくはなっているものの、よく見ればすぐにわかってしまいます。人前で話すことが多いアナウンサーやモデル業の方達はもちろんのこと、大人の女性の多くは裏側矯正を選択する人が多いようです。

実際裏側矯正は気づかれません。僕も矯正してから誰かに指摘されたことは一度もありません。

ちなみに女の子とkissをしても気づかれません。

f:id:Dr-Troy:20180929140529j:plaindeep kissで歯の裏側とかをめっちゃ舐めちゃう女の子にはさすがに気づかれると思いますが、そういう女の子に当たったことがないので、今のところ気づかれていません。

さらに余談ですが、女性の場合フェラも普通にできるそうです(個人差はあるみたいですが)。

 

② 虫歯になりにくい

装置間の歯磨きは難しく、磨き残しが生じることがよくあります。これは表側も裏側も同じです。しかし、歯の表側より裏側の方が歯のエナメル質が強く、細菌が出す酸に強いです。また舌側の歯は表側と違い、常に唾液に触れており、唾液による洗浄効果も表側より高いです。このため裏側矯正の方が表側矯正よりも虫歯になりにくいとされます。

ただ歯の裏側は表側より見にくく、歯磨きがしにくいです。デンタルフロス歯列矯正中は歯の間を通しずらいために使い勝手が悪いです。

そのために僕はジェットウォッシャーという水圧で汚れを落としてくれる機械を使用しています。

歯列矯正中は磨き残しが多いとされますが、これを使ってからは歯科医院でそういった指摘がされなくなりました。

ジェットウォッシャーはドルツ製品がおすすめです。

 

③ 出っ歯がひっこみやすい

前に出ている歯を戻すには表側から押すよりも、裏側から引っ張る方が効果的です。裏側矯正では奥歯を固定源にして前歯を引っ込めることができますが、表側矯正では逆に奥歯が前に出てしまう恐れがあります。そのため出っ歯の人は舌側矯正が効果的とされています。

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④ 気兼ねなく外食に行ける

矯正装置は柔らかい肉(牛肉とか)や野菜の繊維性(ほうれん草とか)の食品が引っかかりやすいです。装置が付いていると、そういった食事のカスが装置に付着してしまうことがあります。これはなかなか歯磨きをしないと綺麗に取れなかったりします。ましてや食事中に手で食事カスをとろうとするわけにはいかないですし。

表側矯正では食事のカスが見えやすいのですが、裏側矯正ではそういった心配はないため、たとえ食事のカスが引っかかっていても食事後に歯磨きをすれば大丈夫です。

なので僕は基本的にアポの時に手ぶらでは行けません。最低限のマウスケアセットはいつも持っていますのでカバンは必須です。

残念ながら手ぶら好きの広瀬すずちゃんにはモテないでしょう。

jisin.jp

 

 

⑤ 舌癖が治る

舌癖とは、本来の位置とは違った位置に舌を置いていたり、押し出したりしてしまっている状態です。出っ歯の人の多くは、舌が常に前歯に触れていて、歯を押し出していることがあります。本来であれば舌は前歯から1cmほど後ろにさがったタンスポットにあるべきで、前歯に触れることはないのです。

裏側矯正をするとそういった舌癖があると舌が常に装置に当たることになります。そうすると舌が装置に当たらないようにしようと意識が働くので、舌の置き場所がタンスポットに近づいてきます。また装置自体が舌からの押し戻しを避けるという効果もあります。

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舌癖を直すのに効果的なのが「あいうべ体操」です。詳しくは以下の書籍がおすすめです。

 

⑤治療効果が見えやすい

歯の表側に矯正装置がついていると、歯が移動していることがわかりづらいです。しかし裏側に矯正装置がついていると表側がフリーなため、治療効果が見えやすく、実感しやすいです。

僕も1、2ヶ月装着しただけで、「前歯が引っ込んできたぞ」、という実感が持てました。矯正装置は年単位の治療期間が必要なので、モチベーションが大事です。治療効果が目に見えてわかりやすいということがモチベートしてくれます。

 

 

デメリット

① 発音がしにくい

僕が裏側矯正をして一番困ったのがこれでした。矯正装置をつけると、舌が矯正装置に付きながら発音をしなくてはなりません。最初は装置に舌が慣れていないため歯と舌が密着する音は非常に発音がしにくくなります。

具体的に日本語では「さ」「た」「ら」行が、英語では「th」「l」「r」が発音しずらくなります。僕も装置をつけて最初の一週間は滑舌がとても悪く、それはまるで総入れ歯のおじいちゃんが入れ歯をとった時の発音のようでした。中のいい看護師さんから、「先生入れ歯なの?」と言われたくらいでした。

装置は上顎⇨下顎の順番につけて、その間に1ヶ月ほど時間が空いたのですが、特に下顎の装置をつけた時の滑舌の悪さは不快でした。

克服方法はとにかく喋ること。僕は以下の発音体操を毎朝出勤前にしていました。

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これは北原白秋が書いた詩で、アナウンサーはこれで発音を良くするよう特訓するみたいです。

発音自体は2週間ほどで違和感がなくなり、その頃のアポした女の子からも違和感ない、と言ってもらえました。

 

② 舌に装置が触れるため違和感が強い

これは最初の発音と重なるデメリットです。いきなり矯正装置という異物が口に入ったまま生活するわけで、違和感は大きく、しゃべるたびに装置が舌に当たるためとても痛かったです。でも喋らないと発音が良くならないし、ということで痛みに耐えながら喋る訓練をしていました。どうしても痛かったので、奥の装置に下の写真のような保護ワックスをつけて、刺激されないようにしたりもしました。

ただこれも1~2週間で自然と慣れていきます。

 

③表側矯正より費用が高い

裏側矯正は表側矯正の1.5倍の費用がかかることが一般的のようです。これは歯の表側より裏側の方が凹凸が強く、患者さん一人一人にあったオーダメイドの矯正装置をつくる必要があるためだそうです。

また歯の裏側は表側より見にくいため技術的にも難しいとされています。そういった手間がかかるため裏側矯正の方が表側矯正よりも高価です。

 

④食事制限がある

裏側矯正をすると、人によっては上の歯と下の装置がぶつかってしまうことがあります。これを避けるためにバイトアップという処置を行うことがあります。

下の写真の青い装置がバイトアップです。

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これをつけると、噛み合わせでバイトアップをつけている歯だけが接触するようになります。そのため歯と装置の接触を避けることができるのです。

ところがこのバイトアップのついた歯でしか噛み合わせることができないため、食事が非常に食べづらくなります。

もともと矯正中は表側でも裏側でも硬いものを摂取することができません。僕の大好きな砂肝、ナッツ、お煎餅などは禁忌になります。これに加えてバイトアップをしていると奥歯の一点でしか食べ物を噛めないため、麺類なども非常に食べにくいです。

このバイトアップはしばらくすると取れましたが、それまではカレーライスや麻婆豆腐といったほぼ噛まずに飲み込め、腹持ちのいいものを積極的に食べていました。足りない分のタンパク質はプロテインで補っていました。

  

以上、裏側矯正のメリット・デメリットについて記載しました。

https://www.ortho-pro.jp/hikaku/hikaku.html

このサイトが詳しく裏側矯正について書かれていておすすめです。とても参考になりました。